今回は作詞メソッドについてご紹介します!
こんにちは!歯科医師・博士×シンガーのMitsuroです。
今回は、私のデビュー曲「逢方 AIKATA」の作詞メソッドのご紹介と、その経緯についてご紹介します!
ストーリーを作ってから作詞していく手法で、人との出逢いを描くような今回の「逢方 AIKATA」の作詞にはぴったりのやり方でした。
なお、今回ご紹介する手法は、あくまで私と作曲者が実践した1例であり、絶対的な正解というわけではありません。
私は作詞作業のサポートとして、ChatGPT4o(ChatGPT-4のモデル)を国語辞典のように使いながら、言葉の選択肢を広げるアプローチを採用しました。
今回のブログに歌詞全体を載せていますので、はじめに「逢方 AIKATA」を聴いてくださる方はこちらからぜひお聴きください♪
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「逢方 AIKATA」は、iTunes, Spotify, Apple Music, Youtube Music, InstagramやTikTokなどの挿入曲, JOYSOUNDのカラオケなどから聴くことができます。
各種ダウンロードサイト・ストリーミングサービスへのリンクはこちらです👇
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歌詞の全体像をご紹介
「逢方 AIKATA」の歌詞は以下のようになっています。ABCDなどの英字の意味についてはブログの中で解説しますね。
1A
嗚呼 いつからだろう
恋と別れたのは
忘れている あのざわめき
もう 冷たくなる
心の傷跡が
求めてしまう 寂しがり屋だから
1B
突然の出逢いをして
僕の心は躍らされ
滲みだす この煌めき
込み上げる熱が 雪を溶かす
1C
漂う 二人の糸
触れては 離れていく
逢いたい その言葉が
時を 越えて響く
2A
嗚呼 気づいたんだ
僕は君と出逢い
恋が徐々に 愛に変わる事に
2B
偶然と運命の狭間で
不確かな愛確かめて
二人だけの この時間に
藍色の風が 胸に吹く
2C
漂う 二人の糸
時が たぐり寄せる
触れた 君の温度は
僕の 胸を溶かす
D
運命信じていいかな
今ここにある熱を
抱きしめたい 離したくない
ただ迷って 月を見上げる
OC
逢いたい その言葉が
空を抜けて 響く
LC
彷徨う 二人の糸
星が 導き寄せる
触れた 君の温度は
僕を 温めてる
時を 越えて 続け
作詞のステップ
1. ストーリーと登場人物の設定
まずは、物語の基本を決める
今回の手法では、絵本や物語を作る要領で、どんな登場人物がいるのか(人数、年齢、国籍、秘密の人物かどうかなど)を設定します。
場所も、現実世界、理想世界、宇宙なのか地球なのか、しっかり決めると作詞がスムーズに進みます。
今回の「逢方」では、30代前半の女性と30代後半の男性という設定にしています。それぞれの人物がどのような職業についていて、どのような場面で出逢ったのかどうかなどについても詳細の設定を決めました。
職業や趣味趣向や性格、その他背景の情報を詳細に設定をすることで、リアルなドラマが生まれやすくなり、作詞の際の参考になります。
2. 作詞の原型となるストーリーを文章化
物語の流れをまず文章にして書き出す
全体のシナリオやエピソード、登場人物の感情や出来事を、ざっくりとしたストーリーとしてまとめます。このような場面においても、ざっくりと箇条書きでもいいので書きなぐったものをChat GPTなどのAIを用いて清書してもらうと時短になります。
3. 曲の構成を決定し、各パートに当て込む
Aメロ、Bメロ、サビ、大サビなどに分ける
このとき、AIに助けを借りて字数やリズム、楽譜上の条件を設定してもOK。
これにより、各パートの役割が明確になり、全体の統一感が生まれます。
今回の「逢方 AIKATA」については、作曲の方向性を最初の段階にて決めました。
「逢方 AIKATA」は
1A 1B 1C(サビ)
2A 2B 2C
D(落ちサビ) OC(大サビ)
LC(ラストサビ)
のような構成になっています。
典型的な構成かと思います。たまにAメロを最後に持ってくるような、Mr.Childrenの「365日」という曲のようなパターンもあり、曲の構成を考えるのも面白い部分です。
Aメロ、Bメロとかは、皆さんが良くご存じのものかと思います。
Aメロについて
「逢方 AIKATA」のAメロは
1A
嗚呼 いつからだろう
恋と別れたのは
忘れている あのざわめき
もう 冷たくなる
心の傷跡が
求めてしまう 寂しがり屋だから
この部分です。物語の序章をイメージするような部分ですね。
ちなみに、「逢方 AIKATA」では、2番のAメロについては
嗚呼 気づいたんだ
僕は君と出逢い
恋が徐々に 愛に変わる事に
のみとなっていて、2番はAメロを短くすることでもたつきを抑えるように工夫されています。
Bメロについて
Bメロについては、Aメロからの展開チェンジって感じで、何か今までの自分に変化が生じた場面を演出しています。
1B
突然の出逢いをして
僕の心は躍らされ
滲みだす この煌めき
込み上げる熱が 雪を溶かす
また、サビに向かう前のフレーズにて上り調子になるようなメロディーと歌詞の工夫があり、歌い手の私としても気持ちが込めやすいパートです。
サビについて
サビについては、「逢方 AIKATA」では「糸」という「運命」を連想させるフレーズを使いました。この曲では、たびたび、偶然や運命などの奇跡的な何かを連想させるフレーズをちりばめています。
空間を浮かびながら交叉する糸が、漂いながら触れたり離れたり、人と人との特別な感情を描くようにしました。

「糸」が漂い「運命」を連想させるような歌詞設定
また、本当は「糸」というフレーズを「意図」として1番か2番に使っても良かったかなぁーなんて思ってます。「意図」は「運命」のような「受動的」なものではなく、より人から発せられる「能動的」なエネルギーや思考を指しますので、この言葉も使いようによっては男女間の駆け引きのようなことを描くのに使えたかなって考えてます。
後述しますが、「韻を踏む」ということがラップだけではなくこういった曲にも効果的であることを知って、作詞が面白くなりました。
1サビはちなみにこんな感じです
漂う 二人の糸
触れては 離れていく
逢いたい その言葉が
時を 越えて響く
落ちサビや大サビやラストサビと呼ばれるものは、私もはじめは聴き馴染みがなかったので新鮮でした。
「逢方 AIKATA」でいうところの2番のサビの後の
運命信じていいかな 今ここにある熱を
抱きしめたい 離したくない
ただ迷って 月を見上げる
逢いたい その言葉が 空を抜けて響く
の部分です。
有名なところで行くと、Mr.Childrenの「名もなき詩」のラップ調のような
成り行きまかせの恋に落ち 時には誰かを傷つけたとしても
その度心いためる様な時代じゃない
誰かを想いやりゃあだになり
自分の胸につきささる
この部分です。ラストサビで「逢方」も「名もなき詩」も転調をしていますが、盛り上がり前の静けさを演出したり、さらに盛り上がる調子を演出したり、逆に落ち着けたり、さまざまな感触を出せるのが落ちサビや大サビのいいところですよね。
歌詞の観点から行くと、Aメロ、Bメロ、サビで設定して固定のリズム感や音調を無視して、裏の想いを歌詞として綴ったりすることもできるのでここは曲として考えどころです。
4. 構成案のチェック
書き上がった歌詞の流れを見直し、自分が表現したい文言か確認する
このフェーズでは、自分の感性に合っているか、内容が十分に伝わるかをじっくり検討してください。
「逢方 AIKATA」についても、最初に出来上がった歌詞の案では、全体的にはしっくりくるんだけど、部分的にはなんとなく「これを俺が歌うのか」と考えると表現がしっくりこなかったりなんか男としてこっぱずかしくて嫌だったりした部分もありました。
例えば「なんだか 懐かしいんだ」みたいな優しい表現とかもあったんですが、それを「時を 超えて響く」みたいな詩的な表現に変更したりしました。
歌い手の方は、自分自身が歌う姿も想像しながら歌詞を見て、別の表現がないかどうかを模索してみてください。
場合によってはサビが書き換わるようなこともあると思います。
5. ストーリー進行に合わせた歌詞の修正
「逢方」のように物語が進行する曲なら、1番と2番、そしてラストサビに向けて意味が連続するように言葉を調整する
実際に、「逢方 AIKATA」でも、前述のような「糸」という表現を軸にすると後から決定して、その後、「糸」を中心に移り行く気持ちについてを1番~ラストサビまでストーリー性と韻を踏むことを意識して書き換えました。
1サビ
漂う 二人の糸
触れては 離れていく
逢いたい その言葉が
時を 越えて響く
2サビ
漂う 二人の糸
時が たぐり寄せる
触れた 君の温度は
僕の 胸を溶かす
大サビ
逢いたい その言葉が
空を抜けて 響く
ラストサビ
彷徨う 二人の糸
星が 導き寄せる
触れた 君の温度は
僕を 温めてる
時を 越えて 続け
いくつか韻を踏むことを意識した箇所を色分けして表示してみました。
他にも韻を踏んでいるととれるところもあるかと思いますが、全体的に言葉の統一感とストーリー性に意識を向けました。
サビについては、
現実的な悩みみたいなことや心の声にフォーカスを当てた1番、
実際に2人の関係性が近づいてきて相手の温度を感じて自分の気持ちを確信する2番、
迷っているけど自分の心の声に向き合っている大サビ、
星に願いを込めて運命が導き寄せてほしいという気持ちも込めて、ある意味ハッピーエンド的に放り投げているようなラストサビ、
といった流れで構成を作りました。
6. 楽譜との整合性チェック
作曲済みの楽曲がある場合、音数や韻を踏むポイントを確認する
サビだけに関わらず、1番からラストまで、韻がしっかりと一致しているか、統一感を持たせられているかチェックしましょう。
7. 複数パターンの作成と客観的評価
いくつかのパターンを作成し、実際にスマホで録音して聞き比べる
客観的にどれが一番しっくりくるか、また聴く人に響くかを確認します。
8. 言葉の最終チェック
公表前に、漢字・熟語、英語のスペルや意味を細かくチェックする
たとえば、「逢う」と「会う」のニュアンスの違いや、「星」と「ほし」の表記など、芸術的な自由度も大切にしながらも、誤解を招かないように調整しましょう。
「糸」を「意図」にするかどうかなども例として挙げられます。
9. タイトルの決定
初めは仮タイトルを付け、歌詞完成後に「逢方 AIKATA」に改名するという方法も有効
「逢方 AIKATA」というタイトルには、
逢い方という「逢う方法によっては運命は違ったかもしれない」という運命を通じた時や場所を意味するものや、
相方という「気持ちが通っていて自分の心を温めてくれる存在感」のような相手の存在に対する意味合いをつけました。
最初は全然違うタイトルだったんですが、今はこのタイトルに大満足しています。
カラオケに配信されるような予定がある方は、検索性についても意識しても良いかもしれないですね。
まとめ
今回ご紹介した作詞プロセスは、
- ストーリーと登場人物の設定から始まり、
- 作詞の原型を文章化し、
- 曲の構成に合わせて各パートに当て込み、
- 客観的に評価しながら微調整するという流れです。
この方法はあくまで1つのアプローチであり、絶対的な正解ではありません。
しかし、私が「逢方 AIKATA」を作詞する際に実践したプロセスとして、これから作詞に取り組む方々の参考になれば幸いです。
もしよければここまで読んでくださりありがとうございます!この手法は作詞を楽しくしてくれると自分が感じたので今回ブログに共有しました!
読者のかたは、改めて「逢方 AIKATA」を聴いて楽しんでいただけたら幸いです!
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1A
嗚呼 いつからだろう
恋と別れたのは
忘れている あのざわめき
もう 冷たくなる
心の傷跡が
求めてしまう 寂しがり屋だから
1B
突然の出逢いをして
僕の心は躍らされ
滲みだす この煌めき
込み上げる熱が 雪を溶かす
1C
漂う 二人の糸
触れては 離れていく
逢いたい その言葉が
時を 越えて響く
2A
嗚呼 気づいたんだ
僕は君と出逢い
恋が徐々に 愛に変わる事に
2B
偶然と運命の狭間で
不確かな愛確かめて
二人だけの この時間に
藍色の風が 胸に吹く
2C
漂う 二人の糸
時が たぐり寄せる
触れた 君の温度は
僕の 胸を溶かす
D
運命信じていいかな
今ここにある熱を
抱きしめたい 離したくない
ただ迷って 月を見上げる
OC
逢いたい その言葉が
空を抜けて 響く
LC
彷徨う 二人の糸
星が 導き寄せる
触れた 君の温度は
僕を 温めてる
時を 越えて 続け
Mitsuroについて
【歯科医師×サイエンティスト×アーティスト】
歯科医師として15年以上のキャリアを持ち、歯学博士として臨床、研究、歯科医院の経営に従事。口腔と全身の健康、そして栄養状態と健康の関係について啓蒙活動を展開中。日常は医療の現場で真摯に取り組みながら、音楽活動にも情熱を注ぎ、「歌×歯科医師」という新たな視点から、健康とエンターテインメントの融合を提案。さらに、ボクシングを趣味とし、アクティブなライフスタイルを実践しています。

主なSNSなどの活動まとめ
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