Doctor Artist Mitsuroの『Blooming Note』

「博士号を持つアーティストの音楽創作ノート」

レコーディング3日前に咽頭炎発症。絶望からアニソンロックを歌い切るまでの72時間

 

レコーディング3日前に咽頭炎発症。絶望からアニソンロックを歌い切るまでの72時間

準備万端だったはずが、まさかの咽頭炎

人生二度目のレコーディング。今回は2ndシングルの制作で、アニソンロックというジャンルに挑戦することになった。練習も順調で、ボイストレーニングもしっかりこなし、準備は万端だと思っていた。

しかし、レコーディングのわずか3日前の朝、異変が起きた。

目が覚めて水を飲もうとした瞬間、嚥下時の激痛が喉を襲った。「え、嘘だろ…」心臓がバクバクと音を立てる。不安が全身を駆け巡る。どうしよう、レコーディングを延期すべきか。いや、スタジオの予約もあるし、関係者にも迷惑がかかる。でも、このままで声が出せるのか。

頭の中がパニックになりながらも、まずは落ち着いて対策を考えることにした。

72時間の闘い、始まる

1日目:徹底的な口腔ケアと食事管理

まず行ったのは、朝のブクブクうがいと徹底した歯磨き、そしてフロス。歯科医師としての知識が役に立った。口腔内の免疫機能は、歯磨きをして清掃状態を良くするだけでもアップする。これは基本中の基本だ。

次に気を使ったのは飲食物。カフェインは完全に断つことにした。香辛料などの刺激物も避け、揚げ物などの多くの脂を用いた食べ物も控えることに。油が多いと一時的に潤っても、あとから乾燥を招くからだ。

いつも喉の調子を良くしてくれる梅を溶かしたお湯を、常時ちびちび飲んだ。朝食はバナナなどのカリウムを含んだもの。昼食は魚の粕漬けとあら汁、白飯で、カリウムなどのミネラルや魚の脂、たんぱく質を意識した。EPAは炎症を改善する方向に働くはずだ。

こちらは職場の近くでも良質なあら汁を作っており、魚の鮮度や味がすごく良いため体への良い効果を期待した。



夕飯時、どうしてもラーメンが食べたくなった。ストレスで食欲のコントロールが難しい。いろいろ調べた結果、しょうゆベースにネギ、適量の美味しいチャーシュー、つけ麺スタイルで塩分コントロールをするという結論に。

「ほりうち」ラーメン好きな私はラーメンの中でのどに負担が軽いものを選んだ



次の日の朝、喉の痛みが消えていた。「よし、これでいける!」

まさかの第二の試練

しかし、安心したのも束の間。次の日の朝、今まで痛みを感じたことがない左足の甲に痛みが走った。「なんだこれは…」

高尿酸血症を抱えているものの、ここ1年間以上は発作が出ていなかったのに。恐らく、レコーディングを控えたストレスと、梅湯を一日中飲み過ぎて塩分過多になり、結果的に脱水状態になって尿酸が足に蓄積したのだろう。

「くそーーー」思わず叫んだ。喉の問題が解決したと思ったら、今度は足か。

2日目:痛みとの戦い

朝、ロキソニンを1錠飲んだ。何を食べたらよいかわからなかったので、朝食はほとんど何も取らなかった。昼はサバの味噌煮込みで、過度な油や塩分による粘膜の刺激を考慮。いつもは使う七味唐辛子も我慢して、みそ汁を飲んだ(写真はなし)。

夜はレコーディングが翌日に控えている。よくよく調べて、ビールを2杯だけ飲むことにした。ストレスからの解放が目的だ。とにかく心配し過ぎて、ストレスと疲れがすごかった。本業の歯科医業も、こういう時に限ってめちゃくちゃ忙しいのである。

(※一般的にはアルコールはレコーディング前の少なくとも1週間は飲まない方が良いとされているので、読者の方はぜひ注意してほしい)

生ビール注ぎ体験をさせてもらえる貴重な店「エルラボ」3度注ぎをしたサッポロビールのエーデルピルス。軽いビールだしこのくらいなら大丈夫だろうと飲んだ。2杯目は琥珀エビスに少しエビスブラックを注いだものをいただいた。



ビール2杯の後は、とろろそばを食べて粘膜保護。とろろのムチンの作用に期待した。

10割そばが割安で楽しめる店「嵯峨谷 さがたに」こちらでとろろせいろに温泉卵でたんぱく質とミネラルとムチンなどの粘膜保護作用を期待したのである。




レコーディング前夜:ホテルでの静養

夜8時頃にはホテルにチェックイン。予約していた部屋に横たわり、ひたすら休息した。部屋ではヒーリング音楽を流したり、明日のレコーディングの自分の曲を流して歌詞を眺め、本当に小声でイメージトレーニングする程度に留めた。喉をいたわり、できるだけ声を出さないようにした。

ホテル室内の様子。なんともシンプルな室内が休まる空間だった。風呂に入って寝るだけの状態。



窓の外を見ると、街の灯りが静かに瞬いている。「明日、ちゃんと歌えるだろうか」不安と期待が入り混じった複雑な気持ちで、その夜は眠りについた。

レコーディング当日:復活の朝

朝起きると、足の痛みが消えていた。ホテルの窓からは爽やかな光が差し込んでいる。「いける。絶対にいける」

希望の光を感じたレコーディング当日の朝のホテルの窓からの朝日



レコーディングの時間は14時。逆算して動き始めた。

朝食は早めに取り、ここでも香辛料抜きを意識。カフェインも抜きなので、ホットのルイボスティーを飲んだ。

ホテルの朝食。イタリアンビュッフェだ。できる限りのどのことを考えて慎重に食材をセレクトした。



昼食については抜くことも考えたが、エネルギーのことや粘膜の免疫のことを考えるとたんぱく質が必要だろうと判断。なめこと豆腐の味噌汁、納豆に卵黄を乗せた白いご飯を食べた。

ウォーミングアップ

レコーディング前の1時間半ほど前から、軽く体を動かしてストレッチを行い、体をほぐした。

レコーディング直前の1時間では、20分間だけカラオケボックスを利用。サザンオールスターズの「ジャンヌダルクによろしくね」を歌い、中音域の声を中心に、リズムを膝や背骨などの関節で「ぐいんっ」と取ってスピード感を声に乗せる練習を意識した。ビブラートやスピード感が、ある程度良い状態であることを確認できた。

そして、自分の曲である「Rewrite リライト」の歌詞を最終確認。歌い方は頭には入っているものの、改めて曲を通しで聴きながら、歌詞を印刷したA4の紙に、1番、2番、ラストサビそれぞれの情景と雰囲気を書き記した。この作業が、後のレコーディングで大きな武器になった。

カラオケボックスに入り、サザンオールスターズの「ジャンヌダルクによろしくね」でのどのウォームアップ。そして歌詞の歌い方を再確認。アニソンロックなので、ここで1回歌ってサビが問題なく高音が出るかどうかなど確認も行った。あっという間の時間だった。



スタジオでの覚醒

スタジオに入った瞬間、不思議な感覚に包まれた。3日間の闘いが、すべてこの瞬間のためにあったような気がした。

ヘッドフォンから流れるオケの音。マイクの前に立つ。深呼吸を一つ。

「それでは、いきましょう」

エンジニアさんの声と共に、レコーディングが始まった。

驚いたことに、声がスムーズに出る。3日前の絶望が嘘のように、喉のコンディションは最高だった。むしろ、この3日間の徹底したケアのおかげで、普段よりも声の響きが良い。アニソンロックに必要なパワフルな高音も、問題なく出せた。

最高傑作の誕生

結果として、人生最高の歌を録ることができた。

エンジニアさんからも「素晴らしいテイクですね」と褒めていただいた。3日間の苦しみと努力が、すべて報われた瞬間だった。

自分の中ではかなり我慢したといえる香辛料。イングリッシュパブのHUBに立ち寄り、レコーディング終わりに飲むと決めていた生ビール。そして、チップス。わざわざ店員さんにタバスコをオーダーしたところこちらのハバネロソースが出てきたが結果オーライ。こっちのほうがスキだ。





学んだこと

この経験から学んだことは多い。

体調管理の重要性はもちろんだが、それ以上に「諦めずに最善を尽くすこと」の大切さを実感した。咽頭炎になった時、足が痛くなった時、何度も諦めそうになった。でも、一つ一つ問題に対処し、できることを全てやり切った。

歯科医師としての知識も、ボーカリストとしての活動に活かせることがわかった。口腔ケアと全身の健康、そして声のコンディションは、すべて繋がっている。

そして何より、音楽に対する情熱があれば、どんな困難も乗り越えられるということ。

2ndシングル「Rewrite リライト」は、近日リリース予定(2026年2月予定)。この72時間の闘いが詰まった、最高傑作を聴いてほしい。


※レコーディング前の体調管理について、読者の方へアドバイス:

  • カフェイン、香辛料、揚げ物は最低3日前から避ける
  • アルコールは1週間前から控えるのが理想
  • 十分な睡眠と水分補給を心がける
  • ストレス管理も重要(私のように足が痛くなることもあります…)

皆さんも、大切なレコーディングの際はぜひ体調管理に気をつけてください!



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Mitsuro — Integrative Intelligence Artist🌞🎤 東京の歯科医師・作家・音楽アーティスト 健康の研究をしながら、音楽で想いを表現しています。 オリジナル制作の合間に「歌ってみた」や演奏動画をアップ中。 科学では語れない気持ちを、音楽を通して伝えています。

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尊敬する桑田佳祐さんから学んだ作曲手法と共通点と安心と喜び

 

桑田佳祐さんから学んだ、音楽の「感覚」から「意味」への進化

今回は、私が思春期からものすごくリスペクトしている桑田佳祐さんの作曲手法に触れることがありました。テレビ番組の取材の中でのエピソードです。

今回、桑田佳祐さんのことを私がアーティストとしてリスペクトしているのみならず、私が好き好んでいる音楽、音楽との向き合い方や作曲手法に共通点を感じたので、グッときました。

冒頭から要点をまとめると、「歌詞」よりも、「ノリや音感、グルーヴ」で音楽を楽しんでいて、それを体現することを第一に重要と考えており、歌詞は二の次という発想だったところ(30歳ころからは歌詞を意識されていたとのこと)。また、楽譜が書けないが、コードを書いたりメロディーやアレンジを思いつくことで作曲していて、アレンジャーとタッグになって作曲をしている点などがあげられます。

「楽譜が書けない」からこそ生まれる音楽

驚いたのは、桑田さんが「楽譜が書けない」ということでした。コード進行と口ずさんだメロディで曲の骨格を作り、アレンジャーと一緒に仕上げていく。そんな作り方だそうです。

自分は楽譜の勉強は遠い昔にピアノをやっていた時に教わっているので基本はわかっているものの、楽譜として書き起こすとなると自信がないです。ですので、ポップミュージシャンにおいて、必ずしも楽譜を書く技能が必須ではないと知ってちょっと安心しました(笑)

これを聞いて、音楽の本質って楽譜や理論ではなく、もっと感覚的なものなんだと改めて思いました。

実際に桑田佳祐さんの口から出た言葉の中にも「楽譜で書けない、伝わらないものを口で伝えて形にしている」といったものがありました。特に、歌やギターのような楽器だと楽譜では表現しきれないニュアンスってたくさんあると思います。「ドレミ」って歌うにしたって、最初の「ド」の歌い方ひとつ取ったって、複数の歌い方が考えられますからね。

「ノリ」で音楽を感じる

もう一つ印象的だったのが、桑田さん自身も若い頃は「歌詞よりもリズムや音感を重視していた」ということ。洋楽のように"ノリ"で音楽を感じていたというエピソードに、すごく共感しました。

実は僕自身も、子どものころから「音で世界を感じる」タイプなんです。曲の意味や歌詞よりも、まず"音の気持ちよさ"で惹かれてしまう。だからこそ、昔からなぜか桑田さんの音楽が好きだったのかもしれません。

 

「夢の宇宙旅行」という曲から知る作曲エピソード

2025年リリースのサザンオールスターズのアルバム「THANK YOU SO MUCH」の中に入っている曲で、「夢の宇宙旅行」という曲があります。

その歌詞の中に

Lookinng for ~

とか

Space

っていうフレーズが出てくるのですが、桑田佳祐さんいわく、最初にこの曲を発想したときは、ギターのコードを鳴らしながら「ルッキンフォ~♪」ってノリ出できたんだそうです。その後、「Looking forって何かを探すっていう意味なのか」っていうのを調べて、何を探しているんだろうっていうところに発想がつながり、spaceというフレーズも出てきたとのことから、宇宙とかそういった

 

アイディアにたくさんの音の引き出しを持っている

私が、桑田佳祐さんを尊敬して真似をしてきた習慣があります。それは「ジャンル問わず片っ端から曲を聴きまくる」ことです。桑田佳祐さんが思春期の頃にレコードショップに通って片っ端からいろんな曲を聴きまくったという逸話を聞いたことがあります。それを私はただただ模倣したい一心で真似してました。でも、今年になって初めてその意味がわかったし、その経験が活きた場面があったんです。

桑田佳祐さんはアレンジャーの方に、「こんな感じにしたい」と伝えるのが上手なんだそうです。一曲ずつ、確固たる骨組みやゴールが見えているところまで行っているケースが多いためと考えられるんだそうです。

最近、自分も二曲目の制作に乗り出しており、まさに、曲の骨格となるストーリーと音感とグルーヴと構成を私が決めていて、作曲家の方とタイアップして制作しています。きっと桑田佳祐さんのいろんな曲を聴いてきた経験が活きているはずです。

この感じでもいいんだってちょっと安心しました。トップアーティストでも、いろんな方とタイアップして一曲を仕上げているんだと思いました。

また、今回の私の作曲で感じたことは「音の引き出し」「アイディアの引き出し」みたいなものがたくさんあると違うよなーってことです。

「感覚」から「意味」への変化

30代に入ってから聞いた話がまた興味深くて、桑田さんは「他人に歌詞を褒められたことで、言葉の意味を意識するようになった」とのこと。

これが今の自分と重なりました。自分の曲でも、歌詞が持つ力をちゃんと伝えたいと思い始めていたタイミングだったからです。

年齢を重ねることで、音楽に対する向き合い方も変化していく。それは決して悪いことではなく、むしろ表現の幅を広げる成長なのかもしれません。

自然でリアルな表現方法

桑田佳祐さんのように、音楽を"感覚"から生み出し、あとから"意味"で補完していく作り方。それは、僕にとってとても自然でリアルな表現方法だと気づきました。

無理に意味を先行させるのではなく、まずは自分の感性を信じる。そこから始まる音楽だからこそ、聴く人の心にも自然に響くのかもしれません。

また、「あの感じやってみたい」とか、日本語だけど、スパっと発音する「とわ」とか「そわ」っていうのを発音してみたい、とか、無邪気な出発点とモチベーションもすごく自分も共感できるしいいなと思ってます。

これからの音楽作り

今後も、自分の感性を信じて、リズムと音の快感を大切にしながら、誰かの心に届くような「意味のある音楽」を作っていきたいです。

「感覚」と「意味」。この二つは対立するものではなく、音楽をより豊かにする両輪なのだと、桑田さんから学ばせていただきました。

インタビューの中にはなかった様々なテクニックや感性がまだまだあることとは理解していますが、安心と希望が生まれた一日でした。

 

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このブログを読んでくださり、ありがとうございます!

自分はLife Artist、そして歯科医師、作家、科学と魂を融合させたインディペンデント音楽アーティストとして活動しています。昼は口腔と全身の健康の研究者として長寿とパフォーマンス医学を探求し、夜は科学では語れない人生の複雑さを音楽で表現しています。

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「ご報告。Mitsuroがアーティストとして大きな一歩を踏み出せました。」

皆さん、こんにちは!Mitsuroです。 今回は、皆さんにご報告したい、そして僕にとって忘れられない喜びについてお話しさせてください。なんと、この度、僕のオリジナル曲「逢方 AIKATA」が、ストリーミングやダウンロードサービスを通じて、生まれて初めて収益を上げることができました!

 

音楽で初めての収益化!オリジナル曲「逢方 AIKATA」がくれた大きな一歩

金額は少額ではありますが、これは僕にとって何よりも大きな、記念すべき一歩だと感じています。これまで音楽活動を続けてきて、このような形で形になることが本当に嬉しいです。


「逢方 AIKATA」に込めた想いと楽曲紹介

 

「逢方 AIKATA」は、冷静と情熱の間、そして偶然と運命の間で揺れ動く大人の恋愛を描いた楽曲です。歌詞の奥深さだけでなく、春めいたコード進行を取り入れることで、聴く人に希望を感じてもらえるような楽曲に仕上げました。何度も聴き返すたびに、新しい発見があるかもしれません。


楽曲制作の舞台裏:挑戦と発見の日々

この「逢方 AIKATA」の制作には、たくさんの挑戦と思い出が詰まっています。曲と詩の土台は最初に作っていただいたのですが、歌詞については、僕自身が言い回しや韻を踏む箇所、そしてサビの部分などを何度も書き換え、こだわりを詰め込みました。

また、歌のレコーディングでは、僕にとって大きな壁がありました。元々ロックバンドでボーカルをしていた経験から、どうしても力んで歌ってしまう癖があったんです。そこで、今回のレコーディングでは、無駄な力を抜いて自然に歌うことにフォーカスし、トレーニングを重ねて臨みました。

何より新鮮だったのは、自分のオリジナル曲を歌うのは初めてだったということ。いわゆる桑田佳祐さんや矢沢永吉さんのような「お手本」があるわけではなく、自分自身の歌い方の特徴をどう作っていくか、その工程がとても刺激的でした。歌詞を印刷した紙にボールペンで歌いこなしのメモを書き込んで、少しずつ理想の歌を構築していったんです。


諦めかけた収益化、そして突然の喜び

楽曲がリリースされた直後は、僕の周りの大切な人たちが「おめでとう!」と喜んでくれたり、お祝いのメッセージをくれたりして、本当に嬉しかったです。

正直なところ、しばらくの間、収益については気になってこまめに確認していたのですが、なかなか数字が動かず、「一曲の単価って安いから、このまま0円なんだろうな…」と、半分諦めていました。

ところが先日、何気なく管理画面を覗いてみたら、少額ではありますが、収益が発生しているのを発見したんです! その時は本当に驚きと感動でいっぱいでした。努力が報われた瞬間を実感できて、諦めずにいてよかったと心から思いました。


夢のアルバムリリースへ:今後の展望

今回の経験を経て、僕の音楽への情熱はさらに高まっています。現在、早くも2曲目の制作準備を進めています。歌詞だけなら、すでに10曲以上のアイデアがある状態です。この調子でいけば、いつか夢だったアルバムリリースも実現できるかもしれません!

2曲目では、僕自身が好きな音楽の特徴を改めて深く探求し、「Mitsuroの音楽性」を確立するためのチャレンジだと考えています。もともと低音域やリズム楽器、特にベースやドラムのサウンドが好きなので、次はもっとグルーヴ感や重厚感にこだわった楽曲にしたいと思っています。

これからも、皆さんにMitsuroの音楽を届けられるよう、一つ一つの楽曲に心を込めて制作していきますので、応援よろしくお願いします!

 

 

他のストリーミングサービスで聴くには以下のリンクからお聴きください!
https://big-up.style/twYcg5BxpS


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自分はLife Artist、そして歯科医師、作家、科学と魂を融合させたインディペンデント音楽アーティストとして活動しています。昼は口腔と全身の健康の研究者として長寿とパフォーマンス医学を探求し、夜は科学では語れない人生の複雑さを音楽で表現しています。

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【これから作詞をされる方へ】デビュー曲「逢方 AIKATA」作詞メソッド ~私が実践した1つの手法~

今回は作詞メソッドについてご紹介します!

 

こんにちは!歯科医師・博士×シンガーのMitsuroです。

今回は、私のデビュー曲「逢方 AIKATA」作詞メソッドのご紹介と、その経緯についてご紹介します!

 

ストーリーを作ってから作詞していく手法で、人との出逢いを描くような今回の「逢方 AIKATA」の作詞にはぴったりのやり方でした。


なお、今回ご紹介する手法は、あくまで私と作曲者が実践した1例であり、絶対的な正解というわけではありません。


私は作詞作業のサポートとして、ChatGPT4o(ChatGPT-4のモデル)を国語辞典のように使いながら、言葉の選択肢を広げるアプローチを採用しました。

 

 

 

今回のブログに歌詞全体を載せていますので、はじめに「逢方 AIKATA」を聴いてくださる方はこちらからぜひお聴きください♪


www.youtube.com

 

「逢方 AIKATA」は、iTunes, Spotify, Apple Music, Youtube Music, InstagramTikTokなどの挿入曲, JOYSOUNDのカラオケなどから聴くことができます。

 

各種ダウンロードサイト・ストリーミングサービスへのリンクはこちらです👇

big-up.style

 

歌詞の全体像をご紹介

「逢方 AIKATA」の歌詞は以下のようになっています。ABCDなどの英字の意味についてはブログの中で解説しますね。

1A

嗚呼 いつからだろう

恋と別れたのは

忘れている あのざわめき

もう 冷たくなる

心の傷跡が

求めてしまう 寂しがり屋だから

 

1B

 

突然の出逢いをして

僕の心は躍らされ

滲みだす この煌めき

込み上げる熱が 雪を溶かす

 

1C

漂う 二人の糸

触れては 離れていく

逢いたい その言葉が

時を 越えて響く

 

2A

嗚呼 気づいたんだ

僕は君と出逢い

恋が徐々に 愛に変わる事に

 

2B

偶然と運命の狭間で

不確かな愛確かめて

二人だけの この時間に

藍色の風が 胸に吹く

 

2C

漂う 二人の糸

時が たぐり寄せる

触れた 君の温度は

僕の 胸を溶かす

 

D

運命信じていいかな

今ここにある熱を

抱きしめたい 離したくない

ただ迷って 月を見上げる

 

OC

逢いたい その言葉が

空を抜けて 響く

 

LC

彷徨う 二人の糸

星が 導き寄せる

触れた 君の温度は

僕を 温めてる

時を 越えて 続け

 

 

 

作詞のステップ

1. ストーリーと登場人物の設定

まずは、物語の基本を決める

今回の手法では、絵本や物語を作る要領で、どんな登場人物がいるのか(人数、年齢、国籍、秘密の人物かどうかなど)を設定します。
場所も、現実世界、理想世界、宇宙なのか地球なのか、しっかり決めると作詞がスムーズに進みます。

今回の「逢方」では、30代前半の女性と30代後半の男性という設定にしています。それぞれの人物がどのような職業についていて、どのような場面で出逢ったのかどうかなどについても詳細の設定を決めました。

職業や趣味趣向や性格、その他背景の情報を詳細に設定をすることで、リアルなドラマが生まれやすくなり、作詞の際の参考になります。

 

2. 作詞の原型となるストーリーを文章化

物語の流れをまず文章にして書き出す

全体のシナリオやエピソード、登場人物の感情や出来事を、ざっくりとしたストーリーとしてまとめます。このような場面においても、ざっくりと箇条書きでもいいので書きなぐったものをChat GPTなどのAIを用いて清書してもらうと時短になります。

 

3. 曲の構成を決定し、各パートに当て込む

Aメロ、Bメロ、サビ、大サビなどに分ける

このとき、AIに助けを借りて字数やリズム、楽譜上の条件を設定してもOK
これにより、各パートの役割が明確になり、全体の統一感が生まれます。

 

今回の「逢方 AIKATA」については、作曲の方向性を最初の段階にて決めました

「逢方 AIKATA」は

1A 1B 1C(サビ) 

2A 2B 2C 

D(落ちサビ) OC(大サビ) 

LC(ラストサビ)

 

のような構成になっています。

典型的な構成かと思います。たまにAメロを最後に持ってくるような、Mr.Childrenの「365日」という曲のようなパターンもあり、曲の構成を考えるのも面白い部分です。

 

Aメロ、Bメロとかは、皆さんが良くご存じのものかと思います。

 

Aメロについて

「逢方 AIKATA」のAメロは

 

1A

嗚呼 いつからだろう

恋と別れたのは

忘れている あのざわめき

もう 冷たくなる

心の傷跡が

求めてしまう 寂しがり屋だから

 

この部分です。物語の序章をイメージするような部分ですね。

 

ちなみに、「逢方 AIKATA」では、2番のAメロについては

 

嗚呼 気づいたんだ

僕は君と出逢い

恋が徐々に 愛に変わる事に

のみとなっていて、2番はAメロを短くすることでたつきを抑えるように工夫されています。

 

Bメロについて

Bメロについては、Aメロからの展開チェンジって感じで、何か今までの自分に変化が生じた場面を演出しています。

1B

突然の出逢いをして

僕の心は躍らされ

滲みだす この煌めき

込み上げる熱が 雪を溶かす

 

また、サビに向かう前のフレーズにて上り調子になるようなメロディーと歌詞の工夫があり、歌い手の私としても気持ちが込めやすいパートです。

 

サビについて

サビについては、「逢方 AIKATA」では「糸」という「運命」を連想させるフレーズを使いました。この曲では、たびたび、偶然や運命などの奇跡的な何かを連想させるフレーズをちりばめています。

空間を浮かびながら交叉する糸が、漂いながら触れたり離れたり、人と人との特別な感情を描くようにしました。

「糸」が漂い「運命」を連想させるような歌詞設定

また、本当は「糸」というフレーズを「意図」として1番か2番に使っても良かったかなぁーなんて思ってます。「意図」「運命」のような「受動的」なものではなく、より人から発せられる「能動的」なエネルギーや思考を指しますので、この言葉も使いようによっては男女間の駆け引きのようなことを描くのに使えたかなって考えてます。

 

後述しますが、「韻を踏む」ということがラップだけではなくこういった曲にも効果的であることを知って、作詞が面白くなりました

 

1サビはちなみにこんな感じです

漂う 二人の糸

触れては 離れていく

逢いたい その言葉が

時を 越えて響く

 

 

落ちサビや大サビやラストサビと呼ばれるものは、私もはじめは聴き馴染みがなかったので新鮮でした。

「逢方 AIKATA」でいうところの2番のサビの後の

運命信じていいかな 今ここにある熱を 

抱きしめたい 離したくない 

ただ迷って 月を見上げる 

逢いたい その言葉が 空を抜けて響く

 

の部分です。

有名なところで行くと、Mr.Childrenの「名もなき詩のラップ調のような

 

成り行きまかせの恋に落ち 時には誰かを傷つけたとしても

その度心いためる様な時代じゃない

誰かを想いやりゃあだになり

自分の胸につきささる

この部分です。ラストサビで「逢方」も「名もなき詩」も転調をしていますが、盛り上がり前の静けさを演出したり、さらに盛り上がる調子を演出したり、逆に落ち着けたり、さまざまな感触を出せるのが落ちサビや大サビのいいところですよね。

歌詞の観点から行くと、Aメロ、Bメロ、サビで設定して固定のリズム感や音調を無視して、裏の想いを歌詞として綴ったりすることもできるのでここは曲として考えどころです。

 

4. 構成案のチェック

書き上がった歌詞の流れを見直し、自分が表現したい文言か確認する

このフェーズでは、自分の感性に合っているか、内容が十分に伝わるかをじっくり検討してください。

「逢方 AIKATA」についても、最初に出来上がった歌詞の案では、全体的にはしっくりくるんだけど、部分的にはなんとなく「これを俺が歌うのか」と考えると表現がしっくりこなかったりなんか男としてこっぱずかしくて嫌だったりした部分もありました。

 

例えば「なんだか 懐かしいんだ」みたいな優しい表現とかもあったんですが、それを「時を 超えて響く」みたいな詩的な表現に変更したりしました。

 

歌い手の方は、自分自身が歌う姿も想像しながら歌詞を見て、別の表現がないかどうかを模索してみてください。

 

場合によってはサビが書き換わるようなこともあると思います。

 

 

5. ストーリー進行に合わせた歌詞の修正

「逢方」のように物語が進行する曲なら、1番と2番、そしてラストサビに向けて意味が連続するように言葉を調整する

実際に、「逢方 AIKATA」でも、前述のような「糸」という表現を軸にすると後から決定して、その後、「糸」を中心に移り行く気持ちについてを1番~ラストサビまでストーリー性と韻を踏むことを意識して書き換えました

 

1サビ

漂う 二人の糸

触れては 離れていく

逢いたい その言葉が

時を 越えて響く

2サビ

漂う 二人の糸

時が たぐり寄せる

触れた 君の温度は

僕の 胸を溶かす

大サビ

逢いたい その言葉が

空を抜けて 響く

ラストサビ

彷徨う 二人の糸

星が 導き寄せる

触れた 君の温度は

僕を 温めてる

時を 越えて 続け

 

 

いくつか韻を踏むことを意識した箇所を色分けして表示してみました。

他にも韻を踏んでいるととれるところもあるかと思いますが、全体的に言葉の統一感とストーリー性に意識を向けました。

 

サビについては、

 

現実的な悩みみたいなことや心の声にフォーカスを当てた1番、

 

実際に2人の関係性が近づいてきて相手の温度を感じて自分の気持ちを確信する2番、

 

迷っているけど自分の心の声に向き合っている大サビ、

 

星に願いを込めて運命が導き寄せてほしいという気持ちも込めて、ある意味ハッピーエンド的に放り投げているようなラストサビ、

 

といった流れで構成を作りました。

 

6. 楽譜との整合性チェック

作曲済みの楽曲がある場合、音数や韻を踏むポイントを確認する

サビだけに関わらず、1番からラストまで、韻がしっかりと一致しているか、統一感を持たせられているかチェックしましょう。

 

7. 複数パターンの作成と客観的評価

いくつかのパターンを作成し、実際にスマホで録音して聞き比べる

客観的にどれが一番しっくりくるか、また聴く人に響くかを確認します。

 

8. 言葉の最終チェック

公表前に、漢字・熟語、英語のスペルや意味を細かくチェックする

たとえば、「逢う」「会う」のニュアンスの違いや、「星」と「ほし」の表記など、芸術的な自由度も大切にしながらも、誤解を招かないように調整しましょう。

「糸」「意図」にするかどうかなども例として挙げられます。

9. タイトルの決定

初めは仮タイトルを付け、歌詞完成後に「逢方 AIKATA」に改名するという方法も有効

「逢方 AIKATA」というタイトルには、

 

逢い方という「逢う方法によっては運命は違ったかもしれない」という運命を通じた時や場所を意味するものや、

 

相方という「気持ちが通っていて自分の心を温めてくれる存在感」のような相手の存在に対する意味合いをつけました。

 

最初は全然違うタイトルだったんですが、今はこのタイトルに大満足しています。

カラオケに配信されるような予定がある方は、検索性についても意識しても良いかもしれないですね。

 

まとめ

今回ご紹介した作詞プロセスは、

  • ストーリーと登場人物の設定から始まり、
  • 作詞の原型を文章化し、
  • 曲の構成に合わせて各パートに当て込み
  • 客観的に評価しながら微調整するという流れです。

この方法はあくまで1つのアプローチであり、絶対的な正解ではありません。
しかし、私が「逢方 AIKATA」を作詞する際に実践したプロセスとして、これから作詞に取り組む方々の参考になれば幸いです。

 

もしよければここまで読んでくださりありがとうございます!この手法は作詞を楽しくしてくれると自分が感じたので今回ブログに共有しました!

読者のかたは、改めて「逢方 AIKATA」を聴いて楽しんでいただけたら幸いです!

 


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1A

嗚呼 いつからだろう

恋と別れたのは

忘れている あのざわめき

もう 冷たくなる

心の傷跡が

求めてしまう 寂しがり屋だから

 

1B

 

突然の出逢いをして

僕の心は躍らされ

滲みだす この煌めき

込み上げる熱が 雪を溶かす

 

1C

漂う 二人の糸

触れては 離れていく

逢いたい その言葉が

時を 越えて響く

 

2A

嗚呼 気づいたんだ

僕は君と出逢い

恋が徐々に 愛に変わる事に

 

2B

偶然と運命の狭間で

不確かな愛確かめて

二人だけの この時間に

藍色の風が 胸に吹く

 

2C

漂う 二人の糸

時が たぐり寄せる

触れた 君の温度は

僕の 胸を溶かす

 

D

運命信じていいかな

今ここにある熱を

抱きしめたい 離したくない

ただ迷って 月を見上げる

 

OC

逢いたい その言葉が

空を抜けて 響く

 

LC

彷徨う 二人の糸

星が 導き寄せる

触れた 君の温度は

僕を 温めてる

時を 越えて 続け

 

 

Mitsuroについて

歯科医師×サイエンティスト×アーティスト】

歯科医師として15年以上のキャリアを持ち、歯学博士として臨床、研究、歯科医院の経営に従事。口腔と全身の健康、そして栄養状態と健康の関係について啓蒙活動を展開中。日常は医療の現場で真摯に取り組みながら、音楽活動にも情熱を注ぎ、「歌×歯科医師」という新たな視点から、健康とエンターテインメントの融合を提案。さらに、ボクシングを趣味とし、アクティブなライフスタイルを実践しています。



主なSNSなどの活動まとめ

http:// lit.link/mitsurocashbox

歌手×歯科医師MitsuroのSNS攻略法:デジタル時代の音楽戦略

 

どうも!歯科医師アーティストのMitsuroミツローです。音楽とサイエンスの世界を融合してアート(創る、表現する)していくことを目的として歌手活動を始めました!

 

SNSソーシャル・ネットワーキング・サービス)について考えると、賛否両論が交錯する現代のデジタル社会において、アーティストとしてどのように活用すべきかを再考するきっかけとなります。今回は、音楽業界におけるSNSの存在意義とその使い方、さらには私自身の経験や感じたことをもとに、今後の展望について考察してみたいと思います!

 

 

SNSに対して否定的な考えを持つアーティストの考え方

昨今では、YoutubeやXやInstagram投稿から、有名になっていくアーティストが増えているという印象があります。過去には、メジャーレーベルからデビューしてプロモーションしてテレビなどに露出することで音楽番組などをきっかけにファンが増えていく図式だったかと思いますが、今は変化してきていますね。
その一方で、一部のアーティストは、SNSが必ずしも自分のコアなファン層を正確に反映していないという理由から、SNS利用に否定的な意見を持っているということを最近知りました。自分の中でも意外な意見でしたが、その意外だと思ったところから真剣にSNSの取り扱いについて考えるきっかけになりました。

  • フォロワー数の問題

    フォロワーの数が必ずしも実際の支持基盤を示していないという指摘は、SNS上で一時的に流行っているビジュアルやセクシーな衣装など、音楽以外の要素で評価されるリスクとも結びついています。
  • 評価基準の多様性

    実力以上に外見や見た目の派手さで注目を集めるケースがある中で、本来の音楽の力や創作活動の真価が埋もれてしまうのではないかという懸念も見受けられます。

 

SNSの使い方はどうするべきか?

しかし、現代はSNSが存在するからこそ、アーティストが思いもよらなかった形で新たなファン層にリーチできるチャンスが広がっています。

  • 予期せぬ共感と発信の広がり

    自分の発信が意外な場所で共感を呼び、新たな支持者が現れる経験は、SNSならではの魅力の一つです。これは、従来のメディアでは到達しにくい層との接点を持つ貴重な機会とも言えるでしょう。私自身も本業の歯科医師の中で、Youtubeやブログなどをやっていますが、思った以上にYoutube動画に反響があるものが出てきます。しかも大体それは予想していなかったコンテンツに対する反響であることが圧倒的に多かったので、「とりあえずやってみる」感覚は必要かなと感じてます。私が歯科医師業において、SNSで意識したことは、口の健康というぼんやりしていて一般の人には具体的にわかりづらい内容を世の中に届けるということです。口の健康については、「歯は大事」と世の中でいわれていながらも、結局歯磨きや歯磨き粉のこと、歯を白くすることにフォーカスが行きがちで、肝心の口の機能や体との関係に対する情報が不足していると感じていたためです。
    また、私が専門領域にしている口腔内科、口腔外科といった分野についても、舌の症状と栄養の関係などあまり一般歯科医師が対応しないような内容がありますのでそのようなことにお困りな方に向けて発信をしたということもあります。
  • 試行錯誤の精神での継続投稿

    前述のように、「世の中に知られていないことを伝えて世の中を良くしたい」などの使命感があればそれが大きなエンジンとなって力尽きることなくSNSを投稿することなんて屁でもないくらいな感じで続けられると考えています。自分がワクワクすることと社会性をかけると使命感が生まれやすくなるとは考えています。自分は音楽の業界においても、「歌を歌うことに対する健康効果」に着目して発信をしていこうかと考えています。
    投稿に対する評価や反応が即時に返ってくる環境では、数字にとらわれず、自分自身の成長や思考を整理する手段としてSNSを利用するのが有効です。プル型のSNS(ThreadsやXなど)は、投稿が時間とともに記憶や露出が薄れる一方で、ストック型のプラットフォーム(YouTubeやブログ)は、長期にわたってコンテンツが残るというメリットがあります。

 

自己表現と成長の記録としてのSNS

私自身、日々の小さな気づきや一瞬の感情、そしてアイデアを「試行錯誤」として記録する場として、SNSを活用することに意義を感じています。

  • 数字ではなくプロセスを大切に

    投稿の目的を「他者からの評価」ではなく、「自分自身の成長の記録」や「思考の整理」に置くことで、自己肯定感を高め、リフレッシュする一助となるのではないでしょうか。
  • 消えても構わない投稿の価値

    一時的な投稿であっても、それが日々の積み重ねとなり、後の自分へのフィードバックや、さらなる創作活動の糧になると信じています。

 

結論

SNSはとりあえず自分なりの使い方を見つけて、自分自身がハッピーになれたり、世の中のためにプラスになることであれば、どんどん活用していくべきだと考えています。

今の時代、デジタル時代に突入しており、AIやデジタルやIT技術みたいなものに対してどっぷり浸かっていって、中身を理解していく必要性を感じます。

あらゆる業務や、音楽に関わる内容についてもAIの技術は今後ものすごい速度で発展していくことでしょう。

その中で今後取捨選択をしながら、いい塩梅の付き合い方ができるようになるとよいですよね。

 

新曲「逢方 AIKATA」のご紹介

そして最後に、皆さんにぜひ聴いていただきたいのが、

私が最近リリースした新曲「逢方 AIKATA」です。

自分の歌手としての初の作品です。
この曲は、他者に対する恋と愛の移り変わり、そしてその情動を感情とメロディーに乗せて表現しています。SNS上での意見や評価に左右されず、自分自身の創作活動を信じ続けることの大切さを、この曲を通じて感じ取っていただければ幸いです。

 


www.youtube.com

 

 

著者のご紹介

Mitsuro ミツロー

歯科医師×サイエンティスト×アーティスト
歯科医師×サイエンティスト×アーティスト】

歯科医師として15年以上のキャリアを持ち、歯学博士として臨床、研究、歯科医院の経営に従事。口腔と全身の健康、そして栄養状態と健康の関係について啓蒙活動を展開中。日常は医療の現場で真摯に取り組みながら、音楽活動にも情熱を注ぎ、「歌×歯科医師」という新たな視点から、健康とエンターテインメントの融合を提案。さらに、ボクシングを趣味とし、アクティブなライフスタイルを実践しています。

 

主なSNSなどの活動まとめ

http:// lit.link/mitsurocashbox

ついに、デビュー曲「逢方 AIKATA」がリリースされました!リリースの裏側をブログで公開!

はじめまして、歯科医師アーティストMITSUROミツローです。
このたび、私の**デビュー曲「逢方(AIKATA)」**が各種ストリーミングサービスにて配信スタートしました!

逢方 AIKATAがついにリリース

 

youtu.be

 

 

1. 曲に込めた想い

「逢方(AIKATA)」は、一言でいうと**“ぬくもりと寂しさが交差する恋愛ソング”**。

作曲の際には、まずはプロデューサーとの面談にて楽曲の方向性を定めました。自分の歌のキーの中でもおいしい部分(聴いていて魅力的に感じてもらえる高さ)を見定めたうえで曲のキー設定やメロディーの中の低い部分と高い部分の音域も設定していきました。

また、Aメロ、Bメロ、サビ、Dメロ、ラストサビなどの構成についても決めていきました。

曲の設定としては、30代の男女の恋愛を描いたストーリーを設定しています。

恋愛感情に乏しい生活を送っていた男性が、ある出逢いをきっかけに心情が熱くなるストーリーを歌に溶け込ませています。

  • 寂しさ: 長い人生のなかで誰しもが感じる孤独や切なさ
  • ぬくもり: それを包み込むような相手との出会いや優しさ
    そんな2つの感情が溶け合う瞬間を表現しました。曲名を“逢方”と名付けた理由としては、出逢うタイミングや方法を意味する「逢い方」というところと、相棒のような心のつながりを持っている相手を指す「相方」の2つの意味をかけました。

2. 1年半のボイストレーニング秘話

この楽曲を作っている期間と並行して、プロのボイストレーナーのもとでトレーニングを重ねてきました。

この中で、自分が今まで思い描いていたボイストレーニングの常識が変わりました。ボイストレーニングというと、声の筋トレのようなイメージがあったのですが、そういうわけでもありませんでした。要するに、「表現したい歌い方のゴール」が決まってから、その表現が聴き手に伝わる形にするために行うのがボイストレーニングだということを知りました。

自分は最初は、歌い方が力みすぎていて、どうしても力が入ってしまう癖がありました。

力が入るとパワフルに聴こえるものの、聴き手としては聞き苦しい部分が出てしまったり、逆に音程が安定しなかったりといったデメリットがあります。

 

  • 発声練習: 基礎のレッスンで呼吸法から基礎を学び、声を支える技術を強化。
  • 表現力アップ: 曲中の感情を伝えるため、言葉のイントネーションや表情、姿勢まで細かくチェックしてもらいました。
  • 歯科医師の視点: 口腔ケアに関わる仕事をしているからこそ、唇・舌の使い方や口周りの筋肉の重要性を改めて実感。特に、口の開き加減と、舌の位置を奥にするか手前にするかなどでもだいぶ声の印象が変わる。

「逢方(AIKATA)」では、特にサビの高音部分でしっかり感情を乗せられるよう、声の響かせ方を何度も試行錯誤しました。また、1番から2番、ラストサビにかけてのストーリー性を持たせた歌詞にしているので、そのストーリーが伝わるように、一つ一つの言葉のニュアンスを考えました。

3. 歌詞の抑揚をつける工夫

歌詞作りにおいて、私がこだわったポイントが抑揚と「韻を踏むこと」です。

  • フレーズごとに強弱をつける: Aメロでは静かに語りかけ、サビでは一気に盛り上げるメリハリを意識。
  • 韻を踏む&響きを意識: Aメロ、Bメロ、サビまで1番の歌詞から2番やラストまですべて韻を踏んで歌詞をつくり、ストーリー性が伝わるように歌詞作りを意識しました。
  • 心情の変化を描く: 「寂しさ」から「温もり」へ移りゆくストーリーを、歌詞の言葉選びに反映させています。

4. リリースまでの道のり

  • 曲作りのスタート: 1年半前に「いつかオリジナル曲を出したい!」という想いで動き始めました。
  • ボイストレーニング&デモ制作: 楽曲は今回は他者から提供していただいたものをもとにスタートしました。曲の細部については私の方でも方向性に合うように要望を出させてもらったりしたことで完成に持っていきました。具体的には、間奏の部分の小節数を減らしたり、歌い終わりの最後のフレーズを足させてもらったりしました。
  • レコーディング: スタジオで実際にマイクの前に立ったときは、練習の成果を出すために必死でしたが、エンジニアさんのおかげでスムーズに進みました。
  • ミックス&マスタリング: エンジニアの方が音のバランスを整えてくれて、より楽曲が映えるサウンドになりました。ミックスの作業が終わった時点でもかなり感動しましたが、マスタリングを終え、さらにノイズが消えて聴きやすい音楽に仕立て上がりました。ミックスとマスタリングの工程でどんなことをするのかというのも勉強になったし、聴き比べができたことは一音楽ファンとしても財産だったなと感じます。

5. 今後の活動とブログについて

今回、**AIマネージャーアプリ「NORDER」**を利用してプロモーションをかけてみました。どんな出会いや反応が得られるのか、正直ワクワクしています。

  • ブログで裏話を更新: リリース後も、曲が生まれた経緯や今後のライブ情報、さらに裏舞台でのエピソードなどを随時アップしていきます。
  • YouTubeチャンネル: 近々、ミュージックビデオ(MV)や“歌ってみた”動画も公開予定なので、ぜひお楽しみに!

6. 最後にひと言

「逢方(AIKATA)」は、私自身が**“人との出会いが孤独や不安を溶かしてくれる”**と実感した経験をもとに生まれた曲です。
聴いてくださる方の心に、少しでも温かい光が届けば嬉しいです。ストリーミングサービスでぜひチェックしてみてくださいね。

 

youtu.be

▼配信先リンク(例)

▼ストリーミング配信先リンク(聴くならコチラ!)


今後もブログを通して、歯科医師としての視点やボクシングの趣味など、さまざまな活動を発信していきます。どうぞ応援よろしくお願いします!

アーティストへの道 スタジオ写真撮影のときの教訓を語ります

今回のブログでは、まだスタジオなどで写真撮影をしたことがない方に向けて自分が撮影をしてみて思った教訓を中心に書きたいと思います!

 

先日、生まれて初めて写真撮影スタジオでアーティスト活動用の写真撮影を体験しました。最低限のメイクアップとして、ファンデーションなどを施しましたが、カメラの前に立つことに慣れていないため、最初は非常に緊張してしまい、硬い表情で撮影に臨んでしまいました。その結果、一部に後悔の念を抱くところもありました。写真をどのようなイメージで撮りたいかを前もってしっかりと考えておくことが重要だと感じました。しかし、今回は具体的な要望を自分自身で明確にしきれず、現場でのインスピレーションに頼ってしまいました。次回は、もっと具体的なビジョンを持ち、カメラの前で自然な自分を表現できるように心がけたいと思います。この経験を糧に、より良い写真を目指します。

撮影前にイメージはできる限り膨らませる

アーティスト活動をこれから始めようとする方の中には、自分のアーティストとしてのイメージがまだ固まっていない方も少なくないのではないでしょうか。

なぜ自分がアートという形で世の中に何かを表現したいのか?もちろん、何かを伝える手段として音楽が自分にとって最も適した形だと感じる場合もありますよね。

理由なんてなくてもいい。それも含めて自由です。

ただ、写真を撮るとなると、ある程度明確なイメージが必要だと感じました(笑)。「俺は俺だ!」と思っていても、実際には表情、服装、ポーズ、メイク、姿勢、顔の動きなど、たくさんの要素が関わってきます。正直、自分が甘かったです。なので、写真を撮られながら、「芸能界やモデル業、お笑いの方々も同じような道を通って、カメラの前で堂々と映れるようになっていったんだろうなぁ」と想像しつつ、撮影に臨みました。

 

自分の場合の写真撮影までの流れ

撮影スタジオにて、受付を済ませたあとは、着替えてメイクをします。

メイクはもしかしたら生まれて初めてだったかもしれません。

主に顔の表面の陰影を消してきれいな肌にみせるために肌色に合わせて塗る感じです。

最近のSNSやアプリに付属している「美顔フィルター」をメイクでやるような感じですね。

眉毛のところも少し自分の場合は書いてもらいました。

 

写真撮影開始

およそ40分間くらいでしょうか。角度を変えたり証明を変えたりいろいろカメラマンさんと背景とかを試行錯誤しながら何枚も写真撮影を行いました。

 

自分の場合には、アイボリーっぽいシャツを着ているパターンと、白衣のパターンで撮影をしてもらいました。

 

写真撮影をしてみて公開したのは小道具がなかったこと

特に白衣の時なんですが、ギターとかマイクとか持っていけばよかったかなと思いました。

ちょっと重いけどそこは頑張ってやればよかったです。

自分の仕事の昼休みを利用して診療の合間を縫っていったのもありますがそこはちょっと後悔しています💦

 

結果的にはマイクスタンドみたいなものでマイクを演出して撮影

 

自分は結構、こんな顔してシャウトして歌っていることがよくあるので、まあこれは現実に近い写真かなと思ってます。

 

二つの服装で写真撮影しました。

 

このほかには、

歌っている。つもり。の写真。

暗闇で立ちすくんでいる写真

なんとなくイメージしてて撮ってもらいたかった写真

歌っている。っぽい写真。

 

上記のような写真を撮ってもらいました。明るい写真はなんとなく自分的にはイメージとずいぶん離れているのでボツとしました。

 

自分がアートに着目した理由

自分は、社会に向けて発信したい内容があり、本業のほうでは診療やセミナーなどを通じて自分が所属している医療業界が良くなるように発信をしています。

 

一般の方に向けても、発信をしないと世の中が変わらないと感じているわけですが、専門的な医療の話というのはなかなか一般の方には難しすぎて伝わりにくいという面も持ち合わせています。

 

本を書いたりもしました。本も一つ有効な手段の一つかもしれません。

ただ、本を読める人っていうのも最近減っているんですよね。そもそも本を読む習慣がないので、日本の中でも伝わる人はごくわずかになってしまいます。

 

その一方で音楽や絵はどうでしょう。アートは世の中の人全員に伝わる手段だと自分は考えています。

 

このようなコンセプトは持ってはいるものの、もともと高校時代にはロックバンドをやっていましたのでバンドサウンドは根っから大好きです。

 

サザンオールスターズの桑田さんがしていたお話の影響で、若い時はとにかくいろんな音楽を選り好みなく聴くことを意識してきたので、どのジャンルが好きとかそういうこだわりはありません。

写真で何かイメージを作るとなると難しいと考えがちですが、桑田佳祐さんって、そのままっていうかそんなに化粧とかしてないし自然体のように見えますよね。


アーティストとしてのイメージ固めもまだまだこれから

自分は曲づくりなどを通して、アーティストとしての世界観のイメージが膨らむまではもう少し時間がかかりそうです。

というよりも、自分の脳の中で考えていることイメージしていることと立ち振る舞いまで合致するところがまだ来ていないような感じもします。

徐々に作り上げていきたいものですね。

 

とりあえず写真撮影については、これから撮影されるかたは今日のブログの話を少しでも参考にしていただけたら幸いです。

 

 

最後に、最近撮影した歌ってみた動画もアップしておきます。良かったら聴いてみてください。イエモンTHE YELLOW MONKEYの「球根」です。